あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤 (第45回)

2014-08-09 | 私の愛聴盤
第45回はナット・キング・コールの「アフター・ミッドナイト」です。

説明不要の20世紀最大のヴォーカリストの一人であり、且つジャズ・ピアニスト、
本名 ナサニエル・アダムズ・コールズ(Nathaniel Adams Coles)
1919年3月17日 - 1965年2月15日 アラバマ州モンゴメリー生まれ

幼少時代は協会のオルガン奏者だった母からオルガンを習い、1930年代からピアニストとして活動、1939年にピアノ、ギター、ベースのシンプルな編成からなる「ナット・キング・コール・トリオ」を結成、いまでこそピアノ・トリオと言えばドラムスは欠かせませんが、当時この編成は革新的とみられ、トリオ・バンド流行の火付け役となりました。
後に、オスカー・ピーターソンがこの編成を模したと言われています。

また、ピアニストとしての活動の間、艶のある声を買われて、歌手としても活動するようになりました。
1950年以降はポップスや、ラテンの名曲も取り入れ、次々にヒットを飛ばし、テレビにも多く出演し広く大衆的な人気を得て、正にキングとして君主していました。

このアルバムは、1956年8月と9月に録音されていますが、当時コールは世紀のスーパー・スターとして人気を博しており、同年11月からは自身のTVショーもスタートしています。
そんな中、ストレートなジャズ・ヴォーカル作品を望んだコールが、4人の著名なジャズ・ミュージシャンをゲストに迎えて録音したのが、下記のレコードです。

「AFTER MIDNIGHT」 CAPITOL RECORDS W782
   
1. JUST YOU, JUST ME
2. SWEET LORRAIN
3. SOMETIMES I’M HAPPY
4. CARAVAN
5. IT’S ONLY PAPER MOON
6. YOU’RE LOOKING AT ME
7. THE LONELY ONE
8. DON’T LET IT GO TO YOUR HEAD
9. I KNOW THAT YOU KNOW
10. BLAME IT ON MY YOUTH
11. WHEN I GROW TOO OLD TO DREAM
12. ROUTE 66
NAT KING COLE(vo,p) JOHN COLLINS(g) CHARLIE HARRIS(b) 
LEE YOUNG(ds) JACK COSTANZO(perc)

GUEST ARTISTS
HARRY “SWEETS”EDISON(tp) WILLIE SMITH(as)
JUAN TIZOL(tb) STUFF SMITH(vio) 録音 1956年8月15日, 9月14, 21, 24日

今から58年前に録音されたこのアルバム、長い間、国内盤LPやCDで聴いてきましたが、最近になって当時のオリジナル盤を入手しました。
レコードは、ダーク・グレーのレーベルで、盤はやや厚めのモノラル・レコードです。
早速、針を降ろしてみましたが、正に1956年の「音」がします。
ナット・キング・コールが残した多くの記録の中で、これは彼の代表作の1枚に挙げられる傑作アルバムだと思います。

コールは2回来日しており、1963年2月の東京・赤坂の高級キャバレー「ニューラテンクォーター」でのライブ・ショーは、CDとして発売されていて、これも素晴らしい歌声を聴くことが出来ます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする